鳥見情報

タンチョウのお話

タンチョウ(丹頂)、
サルルンカムイ(湿地の神様)

Japanese Crane、Grus Japonensis

タンチョウは北海道東部の湿原域に生息しており、鶴としては日本唯一の留鳥です。
乱獲などにより?明治の末に絶滅したといわれましたが、大正13年に釧路湿原でわずかに10数羽生息しているのが発見されました。地道な給餌活動や保護活動により、昭和10年に天然記念物、昭和27年には特別天然記念物に指定されました。
その後の本格的な給餌活動などにより、平成18年1月の調査では1081羽の生息が確認されています。
しかし現在、営巣地の不足が問題となっており、単なる給餌活動や保護活動から、より本格的な、タンチョウ生息域全体の環境整備を行っていく必要があると思われます。

 

 

タンチョウの一年

3月…給餌場から湿原へ、巣作り

枯れヨシなどを集めて巣を作ります。大きさは直径2m、高さ30cmほどの皿状です。
通常、卵は2個で、雌雄交代で約32日間抱卵します。
タンチョウの夫婦のテリトリーは2〜7kuと広い範囲に及びます。

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5月…孵化

約32日間の抱卵の後、体長13cm、体重130gほどの雛が誕生します。
雛は孵化後3〜4時間で羽毛が乾き、半日もすると動き出し3日もすると、親鳥と一緒に巣を離れて生活します。

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8月…飛翔

雛は孵化後100日ほどで飛べるようになります。
親鳥とほぼ同じ大きさになりますが、首から上がまだ茶色をしています。

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10月…湿原から給餌場へ

親鳥が幼鳥を連れて人里の給餌場へやってきます。
翌年の3月まで給餌場とねぐらを往復します。
2月ごろには子別れが始まり、親鳥は子供を残して湿原へと戻ります。幼鳥は4歳で成鳥となるまで群れを作って生活することが多いようです。

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